火曜研究会(9月5日)を開催しました。

Mark Skidmore氏(ミシガン州立大学)による“The net benefit of demolishing dilapidated housing: The case of Detroit”では、デトロイトの老朽化した住宅を解体するための公共投資の費用と便益の分析を行った報告がなされた。デトロイトの地価をヘドニックアプローチの手法を用い分析している。
0.05マイルの円の中にある追加の老朽化したユニットは、平均価格を8.7%下げる。一方、余分な空き地は価格を4.9%下げることが分析されている。彼らの分析結果では老朽化した住宅を取り壊すことによる周辺地価への便益とどうしたら解体費用を税収で賄えるかということを述べている。
フロアからは分析手法に関する質問やAmenity Effectのアメニティは何をもって測っているのかという質問がなされた。
(文責:博士後期課程2年岩本朋大)

経済学研究科では、原則として毎月第4火曜日に、定例の研究会(「火曜研究会」)を開催しております。
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経済学研究科火曜研究会


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