学部長メッセージ

名古屋市立大学経済学部は1964年に東海経済圏の職業人教育の期待に応えて設立されました。以来半世紀の間におおよそ9,000名を、東海地域をはじめ日本そして世界の経済界および官界に送り出してきました。
本学部は当初から経済学部として設立され、経済学科と経営学科の2学科体制の下で経済学・経営学の教育を行ってきましたが、2007年度に、時代の要請から、公共政策学科、マネジメントシステム学科そして会計ファイナンス学科の3学科体制に再編されました。公共政策学科では経済学を基礎として財政や金融に係る経済政策の効果そしてその評価方法等について学びます。マネジメントシステム学科では、主として民間企業を対象として経営学の切り口から、そして社会全体のマネジメントについては制度・歴史の面から、組織のマネジメントについて学びます。さらに、会計ファイナンス学科では企業活動を資金面から考えるように会計学やファイナンス、金融工学を学修します。これらの学科では、地方自治体や民間企業の幹部職員として政策立案等で活躍できる人材、起業も視野に入れた経営のエキスパート、および財務・会計のエキスパートを目指す人材の育成を目指しています。
世界はものすごい勢いでそのあり様をも変えるかのように変化しています。設立時の本学部の目的であった東海地域の経済圏に貢献できる人材の育成は、今や以前にもまして日本全体あるいはさらには世界全体への貢献という形へとその形を変えているように思われます。このような変化に大きな影響を与えると考えられる人々、企業、公共部門の経済活動を、本学部では、様々な側面から分析し、問題の明確化とその解決を考えることができるようになって頂けるような教育を目指します。
日本が長い「失われた」状況から脱しようとしている現在、さらなる飛躍を可能にするのもやはり人材です。本学部の多様な学修環境の中で、温かい人間性と豊かな学識を身につけて巣立って頂けるよう期待しています。

名古屋市立大学経済学部長
三澤 哲也