Risk Workshop 開催のお知らせ
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「リアルオプション・アプローチによる
新しい経営戦略の可能性」

(2006年度 第3回 「リスク評価とリアルオプション」研究会)


主催:名古屋市立大学経済学研究科 宮原研究室 (Tel : 052-872-5718)
    (URL:http://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/~miyahara/

協力:名古屋市立大学経済学研究科 三澤研究室

日時:2007年2月3日(土)13:30−17:00
       (懇親会:17:30-19:30、(3,000円))
会場:名古屋市立大学(山の畑キャンパス)経済学部棟一階101教室



プログラム

1. 13:40−14:40

講演者:

今井 潤一(東北大学大学院経済学研究科助教授)

タイトル:

「リアルオプション分析の現状」

概要:

将来の見えない不確実な環境下において,経営者が行う戦略的な意思決定を意味するリアルオプションの基本的な考え方を中心に,現状とその将来性について簡単に説明する. また,実際に実務で利用されている事例や,現在導入が検討されている応用分野の実例を紹介し,リアルオプション・アプローチ導入に必要な条件や,障害,その効果,可能性についての説明を行う.



2. 14:50−15:50

講演者:

中岡英隆(多摩大学大学院経営情報学研究科客員助教授、
元伊藤忠石油開発CIO・CCO)

タイトル:

「スーパーメジャーの経営戦略と資源開発事業のリアル・オプション分析」

概要:

国際石油スーパーメジャーは、伝統的にその巨額の利益の大半を上流の原油・ガス探鉱・開発事業(E&P事業)に求めてきた。また、近年は原油・ガス埋蔵量の会計上の評価を巡ってRoyal Dutch Shellなどの経営の根幹も揺るがしている。一方で、E&P事業は典型的なリアル・オプション・アプローチの題材として取り上げられてきたが、リアル・オプションに特有の課題である市場の非完備性の為、原資産価値のトラッキング問題が実務への応用に大きなハードルとなっている。本講演では、スーパーメジャーの基本的な経営戦略をリアル・オプション的に分析した上で、E&P事業の埋蔵量リスク、トラッキング問題などオプション評価上の諸問題に対する新しいアプローチの提案を行う。



3. 16:00−17:00

講演者:

宮原 孝夫(名古屋市立大学大学院経済学研究科教授)

タイトル:

「期待効用理論に基づくプロジェクトの価値評価法」

概要:

プロジェクトの価値評価の標準的な方法は正味現在価値法(NPV)である。この方法は分かりやすく使いやすいが、その反面いくつかの弱点もある。不確実性やリスクへの対応が一面的であること、プロジェクト推進上の柔軟性の評価が十分でないこと、などである。これらの弱点を改良する方法として、期待効用理論とリアルオプション・アプローチを導入することを検討する。  



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☆ 企業関係の方の参加を歓迎いたします ☆
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◎ 参加申し込み先: y-miya@econ.nagoya-cu.ac.jp

  (氏名、所属、連絡先(e-mail)、懇親会への参加・不参加、をお知らせください)

◎ 参加申し込み期限:2007年1月26日(金)