平成17年度

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学部(講義)


統計解析論(T)

経済学の様々な分野でデータ解析が必要となる。 データ解析には二つのステップがある。 最初のステップは、データを集計してデータそのものの性質・特徴を捉えることである。 次のステップは、データの源泉である経済変数の間の関係を分析し推計することである。 本講義では、はじめにデータの扱いについての基本的事項を整理し、その基礎の上に立って推測統計学を学び、 回帰分析や時系列分析などの経済分析法への応用法を身につける。 参考:統計解析論(U)においては、不確実性とリスクについての経済理論を講義する。 特に、最適消費・投資理論やリスク管理理論等、ファイナンス理論の分野への応用が中心のテーマとなる。

経済・経営数学(T)

経済学・経営学の理論を学ぶ上で必要とされる数学の基礎知識について、特に最適化理論を中心に講義する。 具体的には、1変数関数の微分法、多変数関数の微分法と極値問題、制約条件付き極値問題、線形代数とその応用、について講義する。

演習( I )


コーポレート・ファイナンス

テキスト:

ブルーリー・マイヤーズ 著(藤井・国枝監訳),「コーポレート・ファイナンス」,日経BP社

の講読を通じてコーポレート・ファイナンス(企業財務)を学習する。 その中で、最適な資金調達、最適投資、リスク管理、デリバティブの利用、リアルオプションの理論などを学ぶ。  なお、ゼミ生の希望によって、ミクロ経済学または統計学の学習を取り入れることもある。


演習( II )


不確実性とリスク下での経済学

演習(I)での学習を継続・深化させると同時に、各自それぞれの研究テーマを設定して、順次研究報告を行う。その成果を、年度末には卒論(研究報告集)にまとめる。 テーマは、副題にある「不確実性とリスクの下での経済学」に関連することが望ましいが、必ずしもそれに限定はしない。