多様な生き方を求めて

名古屋市立大学

ワークライフバランス・インタビュー集

はじめに

 2016年度、名古屋市立大学経済学部山本陽子ゼミと人文社会学部奥田伸子ゼミの3年生が合同で「ワークライフバランス」をキーワードに、教員、大学職員、病院職員の方々を対象にインタビューを行ないました。インタビュー記事とそこからの「気づき」を掘り下げコラムとして学生が執筆しました(「名古屋市の有配偶女性の就業と夫の家事貢献」を除く)。同様の内容の小冊子も発行しました。

 

 ホームページでの公開にあたり、ご多忙の中、インタビューのためにお時間を割いていただき、学生たちの質問に丁寧にお答えいただいた6名の方々には改めて、深く感謝申し上げます。

 

 インタビュー集は名古屋市立大学で働く人々の姿や学生に伝えたい思いを記録することを目的としました。ワークライフバランスは、性別をとわずすべての人の一生のテーマとの考えがスタート時にありました。そのため、インタビューをお願いする方々に男性を含み、また、幼い子どもを抱えた方だけではなく、子どもが成長した方を含みたいと考えました。

 

 6人の方のインタビューを終え、ワークライフバランスとは、仕事と家庭(家事、育児、介護)のバランスのみならず、仕事、家庭、趣味、地域活動やNPO活動、自己研鑽など生きることすべてへの長期的な時間とエネルギーの配分だということを確認しました。このホームページがワークライフバランス概念を幅広く考える上での一助になれば幸いです。

 

 インタビュー集完成までには多くの方のお世話になりました。本研究および小冊子の作成は名古屋市立大学特別研究奨励費の助成を受け、実現いたしました。本学の元ワークライフバランス相談員木下薫さんはインタビュー対象となった方々の推薦他準備作業を行なってくださいました。人間文化研究科修士課程の柘植みのりさんはすべてのインタビューに同行し学生への助言・指導を行なう一方、インタビュー集の写真をすべて撮影してくれました。関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

 

山本・奥田合同ゼミ・ワークライフバランス研究会を代表して 奥田伸子

公立大学法人名古屋市立大学

愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1