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所長挨拶(2012年度)

名古屋市立大学大学院経済学研究科  
附属経済研究所長  
井上 泰夫  

 この4月1日から前任の星野優太教授から研究所運営のバトンタッチを受けることになりました。おそらく日本のどの研究所も、官民を問わず、およそ研究所にとり財政的視点に立てば、逆風状態が続いています。右肩上がりの経済成長の時代には研究所を構えるだけの余裕があったのでしょうが、下り坂経済が常識になってしまうと、状況はまったく逆転します。逆風のなかで附属経済研究所としての立ち位置を大学の内外でどう確保していくのか、真価が問われています。

4月からのプロジェクト研究は以下の通りです。第2、第3のプロジェクトは今年度から始まる新しい研究です。

1 「東海地域の経済発展と環境問題」(研究代表 焼田党 2010−2012年)

2 「東海地域における製造業企業の国際化とその地域経済への影響」
  (研究チーム、角田隆太郎、下野由貴、大神正道、2012−2014年)

3 「データで見る日本経済」(研究代表 程島次郎、2012−2014年)

 充実した研究成果の発信を目標にしています。関係する各方面の温かいご声援、ご協力をお願いいたします。

(2012年4月1日)