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所長挨拶(2014年度)

名古屋市立大学大学院経済学研究科
附属経済研究所長
森 徹

 附属経済研究所は1996年4月の発足以来、国際的視野に立って地域の経済・経営問題を探究することを目的とし、毎年度ほぼ3件のプロジェクト研究を進め、その成果を「プロジェクト研究報告会」(毎年3月開催)で発表した上で、機関誌『国際地域経済研究』(年刊)に掲載するとともに、「公開シンポジウム」を毎年開催し、研究者のみならず一般市民の皆様に公開してきております。

 研究所員は、当初は専任制でしたが、研究分野を広げ、経済学研究科全体の研究活動や社会貢献活動の一層の活発化を図るため、本学が公立大学法人となった平成18(2006)年度以降は、経済学研究科の中からプロジェクト研究テーマを募り、そのテーマに沿って研究を進めるグループの中心となる教員(研究代表者)を所員とするという体制に移行しました。こうした体制に移行して9年目にあたる現在、遂行されているプロジェクト研究は以下の3件です。

1.「データで見る日本経済」
  研究代表者:程島次郎、研究期間:2012年度〜2014年度

2.「東海地域における製造業の国際化とその地域経済への影響」
  研究代表者:角田隆太郎、研究期間:2012年度〜2014年度

3.「証券取引所を取り巻く環境変化による東海地域の上場企業への影響」
  研究代表者:坂和秀晃、研究期間:2013年度〜2015年度

 附属経済研究所の財政は非常に厳しい状況にありますが、今後これらのプロジェクト研究が立派な成果を上げ、本学の研究・教育の水準を高め、さらに地域・社会に貢献できるものにすべく、所員と共にがんばりたいと思います。経済学研究科の皆様はもとより、本学内外の関係者の皆様のご協力とご支援をお願い申し上げます。