学部長メッセージ

名古屋市立大学経済学部は、1964年に東海経済圏の職業人教育への期待に応えて設立されました。当初は経済学科の1学科でしたが、1991年度には実務教育を重視するという時代の要請から経済学科と経営学科の2学科になり、2007年度からは卒業後の進路先を重視した教育を行う目的から公共政策学科、マネジメントシステム学科、会計ファイナンス学科の3学科になりました。そして、2025年度より学生の主体的な学修ができるような教育を行うため経済経営学科の1学科体制となりました。

1学科制にすることで、学生は経済学、経営学の様々な科目を学ぶことができ、将来のキャリアプランに応じて学修の幅を広げることができます。具体的には、「ユニット」と「キャリアパスポート」の二つを導入することで、それらを実現することを目指します。「ユニット」は近い分野をまとめた科目群で、将来のキャリアに応じた学修分野を明確にすることができます。また、「キャリアパスポート」は30歳の自分の将来像をイメージしながら、現在の自分の知識・スキルを把握することで、未来像に応じて履修するユニットの選択を行えるようにサポートするものです。学生は自分の学んでいることが将来どのように役立てられるのかを考えることができます。このようにして社会が求める「自ら育つ」人材、社会課題に「新しい解」を生み出せる人材を育てたいと思っております。

経済学部は多くの皆様に支えられながら、これまでに1万名以上の卒業生を社会に送り出してきました。本学部の卒業生は東海地域の経済・経営を支える人材として活躍するだけではなく、日本や世界においても活躍しています。これからも時代や地域の要請に応えられるような人材を輩出するよう努めてまいります。

名古屋市立大学経済学部長
中山 徳良

経済学部の歴史

 

1964年度 経済学部創立(経済学科定員150名)
1967年度 経済学部新棟が完成して、桜山から滝子キャンパスに移転
計算センター発足
1968年度 学生定員200名に増員
1978年度 経済学部棟の増築(4層化)
1988年度 計算センター棟の完成(経済学部棟から移転)
1990年度 ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)と国際交流協定締結
1991年度 経営学科の新設により2学科制に(経済学科140名、経営学科60名)
1999年度 計算センターが情報センターに名称変更(2001年度には総合情報センターに)
2006年度 独立行政法人化
2007年度 3学科制に変更及び定員230名に増員(公共政策学科90名、マネジメントシステム学科80名、会計ファイナンス学科60名)
パリ第13大学(フランス)と国際交流協定締結
2009年度 ルートヴィクスファーフェン経済大学(ドイツ)と国際交流協定締結
2011年度 南ソウル大学(韓国)と学生共同研究交流プログラム
2014年度 創立50周年記念式典開催
2017年度 ミシガン州立大学(アメリカ)と国際交流協定締結
貿易大学(ベトナム)と国際交流協定締結
2018年度 ベローナ大学(イタリア)と国際交流協定締結
2025年度 経済経営学科の1学科制に