経営者コースの開設
名古屋市立大学経済学研究科では 平成元年(1989年)度にわが国で初めて夜間社会人大学院を開設しました。それ以来、社会人に広く門戸を開いています。これまでに多くの向学心に燃えた方、自分の仕事を学問的に意味づけたい方、キャリアップを目指す方などが入学され、より専門的な知見を深めてこられました。本研究科はさらに社会に貢献すべく、令和2年(2020年)度から経営者(経験者を含む)を対象とした、経営者コースを開設しています。
経営者コースの概要
授業・講義の中で経営者としての経験を、経済学・経営学的分析の上で体系的に整理し研究報告書としてまとめ上げます。それを蓄積したものを、大学として次世代経営人材の育成に役立てていきます。
カリキュラムの特徴
◆経済学・経営学 両面からのアプローチ
組織のマネジメントに関する高度な専門知識と経営人材に求められる教養を幅広く習得することを目的に、3つの科目群でカリキュラムを構築しています。
<基礎科目>
経営原理 ミクロ経済学 会計ファイナンス基礎
<経営系科目>
企業論、経営組織、経営戦略、経営管理、マーケティング、マーケティングリサーチ、
技術マネジメント、商品開発、国際経営、医療経営論、中小企業論
<制度・歴史系科目>
制度経済学、労使関係論、日本経済史、経済学史、外国経済史
◆研究報告書(リサーチ・ペーパー)で修士号
特定の課題についての研究報告書1編を提出し、その審査および最終試験に合格することで学位を授与します。
◆夜間・土曜講義を中心とする社会人向けの大学院
当該コースは、働きながら修士号を取得できる社会人大学院です。演習を含めて、ほとんどの講義科目は夜間または土曜日に開講し、2年間で無理なく講義科目が履修できます。
長期履修制度のご案内
当該コースは、やむをえない理由(仕事、家事、介護など)により、2年間で卒業することが困難な院生のための長期履修の制度があります。希望者は入学時もしくは2年進級時に所定の手続きにしたがって長期履修を申告します。それが認められれば、2年分の学費で3年間在籍することができます。毎年数名の方がこの制度を利用しています。
経営者コースのパンフレット
当該コースのパンフレットはこちら(PDFファイル)から