成績優秀者が表彰されました！

　さる５月２８日（金）、成績優秀な経済学部生９名が大学から表彰されました。名古屋市立大学では、2012年から成績優秀者を表彰し、副賞５万円を授与しています。経済学部では、3つの学科が２年生から４年生3名ずつ、昨年度の成績優秀者9名を推薦し、大学からの表彰を受けました。

　表彰式には保護者の方も招待され、学長出席のもと式は盛大に執り行われました。表彰の後、会場を移動し、本学内にあるレストラン「サクラサイドテラス」にて懇親会が行われました。教職員一同、成績優秀な学生といろいろなお話を楽しみ、有意義な会となりました。

以下は今回表彰式・懇親会に参加した澤野准教授のコメントです。

－－－－－－－－－－－－

　いまの学生は学業に加え、部活・サークル活動、ボランティアにアルバイトと意欲的にこなすのが普通になっています。そして女子学生（もはや学生に「女子」と付けるのは意味がない気もしますが・・・）の活躍がとても目立ちます。その一方、家計のやりくり、奨学金を含めた学費のやりくりにとても苦労しておられるという話も聞きます。一教員の私がこういう大きな問題について何かできるわけではないのですが、いまの学生、特に経済学部生は本当にえらいと思います。

学業も含め、厳しい環境であっても若い時に一生懸命、取り組み、向き合ったことは、すぐに結果や答えはでないかもしれないけれど、必ずいつか実を結び、収穫する時期がやってきます。振り返ると、私が大学生だった1990年代前半のバブル期は、大学で真面目に勉強する学生はとても少なかったと思います。「自分に真剣になる」、自分が大学生の頃は、それが一番欠けていました。

経済学部の教員らしく言えば、収穫はただぼんやり思うだけでは、その時期が訪れることはありません。わざわざ投資という難しい表現を使う必要はありませんが、「自分に真剣になる」というのは、そういうことなのだと思います。成績優秀な経済学部生を見て、自分の過去を大いに反省するとともに、表彰されたみなさんの将来の姿が本当に楽しみになりました。