(2018年10月) 岡野衛士先生の共著論文が表彰されました。

岡野衛士先生の共著論文
Importance of Awareness of Default Risk on Conducting Monetary and Fiscal Policies(with Masataka Eguchi)
がプラハにて開催された 26th Eurasia Business and Economics Society Conference にてBest Paper
Awardを受賞しました。

岡野先生によりますと論文の内容は次の通りです。
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本稿は名目価格の硬直性を伴う動学的確率的一般均衡モデルを用いて金融・財政政策の運営においてデフォルトリスクを認識する重要性について検証した。具体的には2次近似された効用関数に基づく厚生損失関数を導出し、デフォルトリスクを認識した場合と認識した場合のそれぞれの厚生損失を比較した。結果は、生産性ショックに際しては認識することで明らかに厚生損失を削減することができる一方、政府支出ショックに際しては認識しても厚生損失をほとんど削減しないというものであった。つまり、デフォルトリスクの認識の重要性はショックに依存し、政府支出ショックに際しては必ずしも重要とは言えないことがわかった。

なお岡野先生は、
「この受賞を励みに引き続き研究に取り組んで参りますのでご指導のほどよろしくお願い申し上げます」
とコメントなさっています。

Eurasia Business and Economics Society Conference
URL: https://www.ebesweb.org/


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