平成30年度第23回公開シンポジウム「名古屋の”働き方改革”は今」が開催されました。

平成30年度第23回公開シンポジウム「名古屋の”働き方改革”は今」(主催:名古屋市立大学大学院経済学研究科・附属経済研究所)が開催されました。

当日は市民の皆さま、行政担当者の皆さま、学生のなど200名を超える方々にお越しいただきました。

シンポジウムではまず、名古屋市市民経済局産業部産業労働課・松岡由紀彦主幹から名古屋市の働き方改革に対する支援事業について、名古屋市総務局総合調整部男女平等参画推進室・楢崎早百合室長から名古屋市における女性の活躍推進への取組みについて紹介がありました。
続いて、株式会社ドコモCS東海総務部・佐野将宏主査から、ドコモグループでの働き方改革(テレワークやタブレットの導入、シェアオフィスなど)が動画も使用しながら紹介されました。また、社会保険労務士であると同時にNPO法人ファザーリング・ジャパン理事である横井寿史氏からは、「イクメン」「イクボス」の普及の活動や、父親としての立場も含めた複数の観点から働き方改革の現状や課題について感じていることが述べられました。
講演の最後として中京大学現代社会学部・松田茂樹教授からは、名古屋市の産業特性や少子化の動向を踏まえ、この地域の働き方改革の課題が述べられました。
講演の後はパネルディスカッションが行われ、中小企業において人材確保と働き方改革の正のスパイラルを生み出す方策や、非典型時間帯労働職場におけるワーク・ライフ・バランスの浸透策について、それぞれの立場から活発な意見交換が行われました。今回のシンポジウムの総括として働き方改革の推進において、雇う側・働く側双方における意識改革の重要性が再認識されました。

シンポジウムの参加者からは、働き方改革について様々な角度からの話が聞けたことがよかった、事業主にシンポジウムに参加してほしかった等のご意見をいただきました。長時間に渡るシンポジウムでしたが最後まで多くの方々にご参加いただき、参加者の皆さまの熱意がとても感じられるシンポジウムとなりました。

ご参加の皆さまをはじめ、ご関係者の皆さまに多大なるご協力を賜りましたこと心より御礼申し上げます。

シンポジウムの内容は中日新聞(12月28日朝刊)中部経済新聞(12月31日)に掲載されました。


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