◆早期修了プログラムとは
このプログラムは一定の研究業績を有する学生を対象に、標準修業年限 3 年である博士後期課程を最短 1 年で修了し、課程博士の学位を取得できるようにするプログラムです。
◆履修のねらい
このプログラムの狙いは、博士後期課程を 1 年で修了可能とすることで、一定の学術的業績を有する学生の学位取得を促すことにあります。しかし、他方で、学術的成果を
(1) 発表(掲載)論文数および
(2) 博士の学位を有するにふさわしい能力の達成度評価
の両方から、博士後期課程の入学試験と同時に「早期修了プログラム」履修可能であるかどうかを審査し、一定の基準(後述)を超えている場合にのみ履修を認めることで、学位の「質」を確保します。
◆応募の要件
(1) 論文:査読付学術論文(全国レベルの査読付学会誌ないし査読付国際学術雑誌に掲載済みまたは掲載を認められた論文)1編以上
(2) 学力達成度:出願時に提出された書類について、課程博士の学位にふさわしい研究水準及び能力に達しているかどうかを以下の6項目について評価します。
【達成度評価項目】
1.専門基識、2.関連分野基礎、3.現実問題の知識、4.問題設定から解決まで、5.プレゼンテーション・コミュニケーション能力、6.学術的成果
※本プログラムの応募には、研究科指定の書類が必要となります。詳しくは、学生募集要項内にある「早期修了プログラム履習案内」をご覧ください。
募集要項等は本学入試情報サイトから
◆履修から学位取得まで
項目 | 実施月 | 備 考 |
---|---|---|
特殊演習 ・講義 | 特殊演習は指導教員による論文指導を指します | |
中間審査(公開セミナー) | 7月 | 博士論文着手可能であるかどうかを審査 |
予備審査 | 12月 | 学位請求論文 予備審査および学力達成度評価全 6 項目について 博士論文執筆可能レベルであるか審査 |
博士論文提出 | 1月 | |
最終試験 | 1~2月 | 口述審査・語学審査 |
◆「早期修了プログラム」外部評価の公表について
「早期修了プログラム」の実施に関しては、外部評価委員会を設置し、本プログラムの改善を図ることを目的に、委員会からの評価を受け公表することとしています。平成29年度の結果については次のとおりです。
名古屋市立大学院経済研究科博士後期課程「早期修了プログラム」:
名古屋市立大学経済学研究科