令和3年度第25回公開シンポジウム「持続可能性ある社会を目指した 金融・ファイナンスの変化の潮流」(主催:名古屋市立大学大学院経済学研究科・附属経済研究所)がオンラインで開催されました。
当日は市民の皆様、金融機関関係者の皆様、学生をはじめとする学内の方々など300名を超える方々にご参加いただきました。本シンポジウムでは、持続可能性ある社会を目指した 金融・ファイナンスの変化の潮流をテーマに、4報告が行われました。まず、吉田和生研究科長のあいさつの後、坂和秀晃准教授より「日本企業の企業統治についての展望」についての基調報告が行われました。その後、大橋和彦教授(一橋大学経営管理研究科・東京工業大学エネルギー卓越情報教育院教授/アジアファイナンス学会理事)より「電力デリバティブ市場についての展望」についての報告がありました。さらに、安田行宏教授(一橋大学経営管理研究科・教授)より、「Fintechの活用・地域活性化と銀行貸出についての展望」についての報告が行われました。最後に、田村俊夫教授(一橋大学経営管理研究科)からは、「エンゲージメント革命はどこに向かうのか?」についての報告がありました。
講演の後はパネルディスカッションが行われました。「持続可能性ある社会を目指したファイナンスの今後」をテーマに活発な意見交換が行われました。最後に、岡野衛士附属経済研究所所長より、シンポジウムの締めくくりの挨拶を頂き、閉会となりました。当日のアンケートでは、報告のみならず、パネルディスカッションの内容についても、非常に好評を得られました。ご参加頂いた皆さまをはじめ、当日ご協力頂いた教職員をはじめとする関係者の皆さまに多大なるご協力を賜りましたこと心より御礼申し上げます。