火曜研究会(10月16日)を開催しました。

10月16日に、本研究科の教員と博士課程の学生による、火曜研究会が開催されました。まず、爲近英恵氏による「Does ISO14001 raise firms’ awareness of environmental protection? Case from Vietnam」の報告では、ベトナムの製造業者の企業のセンサスデータを用いて、ISO14001を取得している企業の特性、ISO14001を取得した結果環境パフォーマンスが変化したかどうかといった点についての、実証分析結果が報告されました。次に、岩本朋大氏による、「Eaton and Kortum Modelの食品産業への応用」では、比較優位に基づいた貿易理論の実証を行うために、Eaton and Kortum(2002)に依拠しつつ、2011年のGTAPとInternational Comparison Programのデータを用いた推定結果の報告が行われました。各国の食料品産業における技術水準と貿易障壁の水準が比較され、ルクセンブルグ、アメリカ、スイスといった国における技術水準が高いこと、日本は食料品の技術水準はOECDの中では21番目と低水準でること、日本の地理的障壁が最も大きいことなどが明らかにされました。(文責:樋口裕城)

 

経済学研究科では、原則として毎月第4火曜日に、定例の研究会(「火曜研究会」)を開催しております。
過去の研究会・開催予定の研究会については、以下のサイトをご覧ください。

経済学研究科火曜研究会


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